日本人類学会

進化人類学分科会


第49回シンポジウム(終了) 

「人類進化論におけるボノボ研究のインパクト再考」共催:第78回日本人類学会大会 一般シンポジウム


日時:2024年10月13日(日)16時から18時

場所:梅田スカイビルタワーウエスト22階 B会場

オーガナイザー:鈴木 滋(龍谷大学)・徳山 奈帆子(中央大学)


発表者:

1. 徳山 奈帆子(中央大学)「ボノボにおけるメス優位性が集団内・集団間関係に及ぼす影響」

2. 石塚 真太郎(福山大学)「ボノボの集団遺伝学から推察する人類社会の進化史 」

3. 狩野 文浩(コンスタンツ大学)「視線が映すボノボとチンパンジーの気質の差異」

4. 古市 剛史(京都大学)「ボノボの研究から、人類進化の何が分かったのか」

コメンテーター:諏訪 元(東京大学)


                                  プログラム・要旨     

日本人類​学会進化人類学分科会の紹介

 ヒトとは何か?これは人類学の最大のテーマです。長い年月をかけてこの課題が問われてきました​が、まだ人類の実体が十分に理解されているわけではありません。人類学会では一層の人類研究の発展​を目指して数々の分科会を設けています。その一環として、人類学研究に進化の視点からアプローチを​する分科会「進 化人類学分科会」が創設されました。

 この分科会の目指すところは、現実の人類社会の問題解決、および人類の未来社会の創造を視野に入​れて、人類がこれまでに辿った進化史を個別的、多角的、および統合的な討論を通してより正確に描こ​うとする活動です。したがって、この分科会にご参加いただく方々としては、人類学の専攻者のみなら​ず、人類進化に関連する他分野の研究者、さらにこの分野に関心をもっておられる一般の皆様も対象に​いたしております。そのため、この分科会への入会資格として人類学会の会員であることは問いませ​ん。また、研究会時のみ参加できる臨時会員の制度があります。多くの方々の参加を歓迎いたします。


                                      代表幹事 國松 豊

各回、シンポジウム記事を掲載​したニューズレターを会員向け​に配信しています。

Black Right Arrow

多くの方々の参加を歓迎いたし​ます。



Black Right Arrow
  • 第 1回シンポジウム「音声コミュニケーションの進化」

1999年 7月 10日(土) 13:00- 京大会館 210号室(京都府京都市)

  • 第 2回シンポジウム「肉食をめぐって」

1999年 11月 7日(日) 15:00- 東京都立大学 国際交流会館 大会議室(東京都八王子市)

  • 第 3回シンポジウム「死の歴史と進化」

2000年 6月 17日(土) 13:30-法然院 本坊(京都府京都市)

  • 第 4回シンポジウム「共存の維持と破綻-- ヒト科の多様性と種間関係をいかに理解するか--」

2000年 11月 3日(土) 13:30- 東京大学山上会館大会議室(東京都文京区)

  • 第 5回シンポジウム「近親性交とその禁忌」

2001年 4月 7日(土) 13:00- 京大会館 (京都府京都市)

  • 第 6回シンポジウム「新世紀の人類学・霊長類学」

2001年 7月 13日(土) 15:30- 国立京都国際 会館(京都府京都市)

  • 第 7回シンポジウム「出産の進化と歴史 - 分娩をめぐる身体・他者・制度」

2002年 6月 30日(日) 13:00- 京都大学大学院理学研究科2号館第1講義室(京都府京都市)

  • 第 8回シンポジウム『600万年前の人類 「ミレニアム・アンセスター」オロリン・トゥーゲネンシス』

 (日本アフリカ学会関西支部共催)

2002年 12月 14日(土) 15:00-京都大学大学院理学研究科6号館201室 (京都府京都市)

  • 第 9回シンポジウム「把握の獲得喪失と進化」

2003年 6月 21日(土) 13:30- 京都大学大学院理学研究科6号館204室(京都府京都市)

  • 第10回シンポジウム「こころの発達の進化人類学」

2004年 7月 17日(土) 13:30- 滋賀県立大学 人間看護学部E5棟102室 (滋賀県彦根市)

  • 第11回シンポジウム(講演会)「Field school and research opportunities in Tanzania」

2004年 10月 9日(土) 13:30- 京都大学大学院理学研究科2号館第1講義室(京都府京都市)

  • 第12回シンポジウム「咬むもの・咬まれもの-人類進化から食育を考える-」

2004年 11月 6日(土) 13:00- 長崎大学中部講堂(長崎県長崎市)

  • 第13回シンポジウム(講演会)「人類の進化:南アフリカ・ヨハネスバーグ近郊の「人類のゆりかご」

  世界遺産における人類化石の発見の重要性について」

 (京都大学アフリカ地域研究センター・京都大学理学部・日本アフリカ学会関西支部共催)

2005年 6月 10日(金) 15:00- 京都大学大学院理学研究科2号館第1講義室(京都府京都市)

  • 第14回シンポジウム「「快楽」 としての性?--性行動のもたらす意味」

2005年 7月 16日(土) 13:00- 京都大学大学院理学研究科2号館第1講義室(京都府京都市)

  • 第15回シンポジウム「中新世後期のアフリカ:二足歩行を生んだ環境を探る」

2005年 11月 4日(金) 10:00- 横浜開港記念会館(神奈川県横浜市)

  • 第16回シンポジウム「運動制御 の進化序説 ―ナメクジウオからヒトまで―」

2006年 5月 13日(土) 13:00- 京都大学大学院理学研究科2号館第1講義室(京都府京都市)

  • 第17回シンポジウム「後期中新世の類人猿進化と人類の起源」

2006年 11月 3日(金) 15:30- 高知工科大学(高知県高知市)

  • 第18回シンポジウム「環境と生業、とくに家畜と遊牧の始まりをめぐって」

2007年 6月 16日(土) 13:30- 京都大学大学院理学研究科2号館第1講義室(京都府京都市)

  • 第19回シンポジウム「メソポタミアを中心とした西アジア古代人の形質特性」

2007年 10月 6日(日) 14:00- 日本歯科大学 新潟生命歯学部・アイビーホール(新潟県新潟市)

  • 第20回シンポジウム(講演会)「Palaeontological Research and Collaboration within the National ​Museums of Kenya」

2007年 11月 2日(土) 17:00- 京都大学大学院理学研究科2号館第1講義室(京都府京都市)

  • 第21回シンポジウム「霊長類の暴力と その解決法の進化」

2008年 6月21日(土) 13:30- 京都大学大学院理学研究科2号館第1講義室(京都府京都市)

  • 第22回シンポジウム「人間の経済」から 「ヒトの経済」へ-モノをめぐる場・感情・関係-

2008年 7月12日(土) 13:30- 京都大学大学院理学研究科2号館第1講義室(京都府京都市)

  • 第23回シンポジウム「現生アフリカ類人猿と人類の起源をめぐって」

2009年 10月 31日(金) 17:00- 愛知学院大学薬学部棟 講義室206(愛知県名古屋市)

  • 第24回シンポジウム「採食戦略」

2010年 6月 26日(土)キャンパスプラザ京都 6 階京大サテライト講義室(京都府京都市)

  • 第25回シンポジウム「類人猿と人類における性差の進化について」

2010年 10月 3日(日) 北海道伊達市だて歴史の杜カルチャーセンター(北海道伊達市)

  • 第26回シンポジウム葉山杉夫先 生追悼記念シンポジウム「サルとヒトの研究から見えるもの」

2011年5月14日(土) 13:30- 京都大学大学院理学研究科2号館第1講義室(京都府京都市)

  • 第27回シンポジウム「後期中新世ナカリ層の古環境について」

2011年 11月 4日(金)沖縄県立博物館・美術館 博物館講座室(沖縄県那覇市)

  • 第28回シンポジウム「大型類人猿の生活史戦 略と人類進化」

2012年 7月 6日(金)ウインク愛知 1004会議室(愛知県名古屋市)

  • 第29回シンポジウム「資源をめぐる葛藤 とその解決法 の進化史」

2012年 11月 2日(金)慶應義塾大学日吉キャンパス(神奈川県横浜市)

  • 第30回シンポジウム 「根幹大型類人猿の姿を探る~オランウータンとアフリカ大 型​類人猿の比 較を通して~」

2012年 11月 2日(金)慶應義塾大学日吉キャンパス(神奈川県横浜市)

  • 第31回シンポジウム 「老年期の進化と社会的意義」

2013年 11月 4日(月•祝)10:30-国立科学博物館筑波研究施設4Fセミナー室(茨城県つくば市)

  • 第32回シンポジウム 「人類進化における母乳哺育」

2014年 6月 7日(土)13:30- 東京大学医学部図書館3階333会議室(東京都文京区)

  • 第33回シンポジウム 「人類の社会性とその進化:共在様態の構造 と非構造」

2014年 11月 3日(月•祝)10:10- アクトシティ浜松コングレスセンター5階(静岡県浜松市)

  • 第34回シンポジウム 「子供の時期から見た人類進化」

2015年 5月 16日 (土)13:00- 京都大学 理学セミナーハウス(京都府京都市)

  • 第35回シンポジウム 「半世紀の野生チンパンジー研究-野生類人猿の長期研究はいかに人類学に貢献​できるか」

2015年 10月 12日(月•祝)13:00- 産業技術総合研究所(東京都江東区)

  • 第36回シンポジウム 「フィールドサイエンスにおける分析科学の応用:DNA、ホルモン、同位体」

2016年 6月 18日 (土)13:00- 京都大学 理学セミナーハウス(京都府京都市)

  • 第37回シンポジウム 「形態と発生」

2016年 10月 10日(月•祝)13:00- NSG学生総合プラザSTEP(新潟県新潟市)

  • 第38回シンポジウム“Biology and Evolution of Speech”共催:融合チーム研究プログラム (SPIRITS) ​京都大学

2017年2月23日 (木)10:00- 京都大学 理学セミナーハウス(京都府京都市)

  • 第39回シンポジウム 「ヒトにとってオトナになるとはどういうことか?」

2017年 6月 17日(土)13:00- キャンパスプラザ京都 6階・第8講義室(京都府京都市)

  • 第40回シンポジウム 「後期中新世アフリカの霊長類進化に関する研究動向」

2017年 11月 5日(日)13:00- 東京大学 2号館 201号室(東京都文京区)

  • 第41回シンポジウム 「原経済の行為論-大型類人猿と狩猟採集⺠における食物の授受をめぐって」

2018年 6月 9日 (土)13:00- キャンパスプラザ京都 6階・第8講義室(京都府京都市)

  • 第42回シンポ ジウム 「初期人類の睡眠を考える:森林とサバンナの昼と夜」

2018年 10月 21日(日)14:00- 三島市民文化会館 大会議室 (静岡県三島市)

  • 第43回シンポジウム 「“セクハラ”の進化人類学はどこまで可能か?」

2019年 6月 22日 (土)13:00- キャンパスプラザ 京都 5階・第2演習室(京都府京都市)

  • 第44回シンポジウム 「父系社会再考:ヒト亜科とクモザル亜科の比較研究」

2019年 10月 12 日(土)9:00- 佐賀大学 教養教育大講義室(別棟)(佐賀県佐賀市)

  • 第45回シンポジウム“Turkey-Japan exchange 2020: featuring the paleoanthropological ​excavations in Turkey and recent works from Japan” 共催:融合チーム研究プログラム [SPIRITS] ​京都大学
  • 第46回シンポジウム「ミャンマー の後期中新世ホミノイド上腕骨化石 の形態解析」 

  共催:第75回日本人類学会大会一般シンポジウム」

  • 第47回シンポジウム「同位体分析 はどのように人類学に貢献できるか」

入会方法

進化人類学分科会では随時新会員を受け入れています。

進化人類学分科会に入会御希望の方は、事務局までお申し込み下さい。

さまざまな分野の方に参加していただくため、入会資格として日本人類学会の会員であることは問いません。

 

日本人類学会進化人類学分科会運営細則(1999年 制定)

第1章 総則

第1条 本分科会(以下本会と略す)は進化人類学分科会と称し,日本人類学会に属する.

第2条 本会は進化人類学的研究の促進ならびに会員間の情報交換,意思の疎通を目的として次の事業を行う.

1.分科会および総会の開催(少なくとも年1回).

2.その他本会の目的を達するための事業.

第2章 会員

第3条 本会は日本人類学会会員および人類学会会員以外で,本会の趣旨に賛同する者により構成される.会員は本会の事業遂​行に必要な経費を納入す る.

第4条 会員は本会の事業に参加する.

第3章 組織および運営

第5条 本会運営のために幹事若干名および代表幹事1名をおく.

第6条 幹事は会員の郵送投票により決める.代表幹事は幹事の互選とする.代表は選挙による幹事の他に2名以内の幹事を指​名することができる.幹事 の任期は2年とする.

第7条 本会の事業に関する方針,会計その他重要な事項は分科会の総会において決める.

第8条 本細則の変更は会員の過半数の賛成を要する.

付則

1.代表幹事は,本会運営のために事務局担当を会員の中から委嘱することができる.

2.第3条に基づく会費は当分の間年額1,000円とする.

3.本会の事業年度は日本人類学会の会計年度に準ずる.

4.付則の変更は幹事会において審議し,分科会の総会に報告する.

5.投票の結果,得票数が同数の者の中から当選者を定めなければならない場合は,旧幹事会で任命する.

6.本会の所在地は事務局に置くものとする.


2024・2025年度 役員・事務局

・代表幹事

  國松 豊

・幹事

  荻原 直道、鈴木 滋、中務 真人、中村 美知夫、西村 剛、森本 直記

・会計監査

  平﨑 鋭矢

・事務局

  吉村 彰子(京都大学理学研究科自然人類学研究室内)


1999・2000・2001年度 役員・事務局

・代表幹事

  石田 英實

・幹事

西田 利貞、上原 重男、中務 真人、市川 光雄、斉藤 成也、岡田 守彦

・会計監査

  熊倉 博雄

・事務局

  中務 真人(京都大学理学研究科自然人類学研究室内)


2002・2003年度 役員・事務局

・代表幹事

  石田 英實

・幹事

市川 光雄、黒田 末寿、斉藤 成也、鈴木 滋、中務 真人、中野 良彦、

西田 利貞、山極 寿一

・会計監査

  熊倉 博雄

・事務局

  荻原 直道(京都大学理学研究科自然人類学研究室内)


2004・2005年度 役員・事務局

・代表幹事

  石田 英實

・幹事

荻原 直道、黒田 末寿、茂原 信生、中務 真人、西田 利貞、山極 寿一

・会計監査

  熊倉 博雄

・事務局

  荻原 直道(京都大学理学研究科自然人類学研究室内)


2006・2007年度 役員・事務局

・代表幹事

  石田 英實

・幹事

荻原 直道、片山 一道、国松 豊、黒田 末寿、高畑 由起夫、中川 尚史、

中務 真人、山極 寿一

・会計監査

  五百部 裕

・事務局

  荻原 直道(京都大学理学研究科自然人類学研究室内)


2008・2009年度 役員・事務局

・代表幹事

  中務 真人

・幹事

  石田 英實、荻原 直道、片山 一道、国松 豊、黒田 末寿、山極 寿一

・会計監査

  山越 言

・事務局

  荻原 直道(京都大学理学研究科自然人類学研究室内)


2010・2011年度 役員・事務局

・代表幹事

  中務 真人

・幹事

  五百部 裕、荻原 直道、国松 豊、清水 大輔、山極 寿一、山越 言

・会計監査

  西村 剛

・事務局

  吉村 彰子(京都大学理学研究科自然人類学研究室内)


2012・2013年度 役員・事務局

・代表幹事

  中務 真人

・幹事

  荻原 直道、国松 豊、清水 大輔、高井 正成、西村 剛、山極 寿一

・会計監査

  中川 尚史

・事務局

  吉村 彰子(京都大学理学研究科自然人類学研究室内)


2014・2015年度 役員・事務局

・代表幹事

  中務 真人

・幹事

  荻原 直道、木村 大治、中務 真人、中村 美知夫、山極 寿一、山越 言

・会計監査

  国松 豊

・事務局

  吉村 彰子(京都大学理学研究科自然人類学研究室内)


2016・2017年度 役員・事務局

・代表幹事

  中務 真人

・幹事

  五百部 裕、国松 豊、久世 濃子、中川 尚史、中務 真人、中村 美知夫

・会計監査

  藤田 志歩

・事務局

  吉村 彰子(京都大学理学研究科自然人類学研究室内)


2018・2019年度 役員・事務局

・代表幹事

  國松 豊

・幹事

  座馬 耕一郎、鈴木 滋、中務 真人、中村 美知夫、山越 言

・会計監査

  平﨑 鋭矢

・事務局

  吉村 彰子(京都大学理学研究科自然人類学研究室内)


2020・2021年度 役員・事務局

・代表幹事

國松 豊

・幹事

荻原 直道、鈴木 滋、中川 尚史、中務 真人、中村 美知夫

・会計監査

山越 言

・事務局

吉村 彰子(京都大学理学研究科自然人類学研究室内)


2022・2023年度 役員・事務局

・代表幹事

國松 豊

・幹事

荻原 直道、河合 香吏、久世 濃子、鈴木 滋、中務 真人、中村 美知夫

・会計監査

山越 言

・事務局

吉村 彰子(京都大学理学研究科自然人類学研究室内)



住所

〒606-8502

京都市左京区北白川追分町

京都大学理学研究科

自然人類学研究室内

Eメール

shinkajinrui AT gmail.com​